ピース又吉直樹先生の【天然】シュルレアリスム「自動記述」で描くネタ

私には、時間がある。

やりたいことをするために、自分の大切な時間を確保している。

しかし、大体くだらないことで時間を使ってしまうのだが。

くだらないことも大切なことだと思う。

いつも、1話だけ!と思いながら、韓流ドラマを夜な夜な見続けてしまう。
日本のドラマだと、音声で画面を見ていなくても進行が分かるのだが、私は韓国語が分からない。字幕にかじりつくことで、集中して見ることができる。

だが、そろそろ、韓流ドラマは一日1話にしたいところだ。
惰性で見ている感が強い。

いや、まあ、面白いんだけどね!結局は!

……今の私を冷静に見た時、今すぐにでも戦力になるような武器がないと思っている。

世界のキリッキリのところで活躍している方は、戦車とかに乗ってるイメージだが、私は竹槍だ。もんぺを着てエイヤー言いながら空中を敵に見立てて戦っている。

だからこそ、最大の武器、時間を使うべきだ。

そう、「時間のドーピング」だ。

「時間のドーピング」これは、私の尊敬する芸人で作家の又吉直樹さんがおっしゃっていた言葉だ。

又吉先生が若い頃、12時間ほど毎日、ノートにネタを書き続け、
「おもんないなぁ」
と思いながらも、意識朦朧としながら書き続けたそう。

そういうことを続けていると、自分が意図しないところでネタとネタのつなぎ目が噛み合わなかったりして、面白いものが生まれるのだそう。

それを、やっと1個目のボケにするのだそうだ。

そうやって、ネタを考えていたため、周りに
「どうやったらこんなネタ考えられるん?」
と質問攻めされていたそうだが、毎日12時間も考えたことは言わずに

「なんか、散歩してたら思いついた」

とか、言っていたそうだ。

非常に、面白い。

又吉先生は、【天然】でシュルレアリスムの「自動記述」のような手法でネタを考えていたのだ。面白すぎるし、すごすぎる。

私は、自動筆記という方法を文献から知っていながら、さまざまな副作用があることを知り、怖くてできないでいる。

「自動記述」とは、読んで字の如く、オートマティックな書き方、すなわち書く内容をあらかじめ用意しないで、かなりのスピードによって、何も考えずにただ筆の滑るままにどんどん書いていく実験のこと。心理学・精神医学上では「自動書記」と表記され、精神医学の治療にも使われる方法である。「自動記述」の実験を行なったアンドレ・ブルトンは精神医学の医者になる教育を受け、第一次世界大戦中に精神科医として従軍していたため、この治療法を知っていた。ブルトンは戦争を体験し、何も生み出さず強烈な魅力を振りまいていた友人ジャック・ヴァシェを亡くし、一時書くことができなくなった自分への治療の一環だったのかもしれない。友人ヴァシェに最も近く、心を空にした状態に身を置く能力のあったフィリップ・スーポーと共に、ブルトンは自動記述の実験を1919年に開始した。

詳しく知りたい方は、こちら。
https://kasouonngakukahidoumei.com/archives/253/

クリエイティブな活動をされている方が、究極までいくと、自然とこんな作品の生み出し方になるのかと、驚いた。

私は、クリエイティブなことをしたいと思いながらも、なにも生み出してこなかった、再現芸術家である。曲を作らない音楽家は再現芸術家に当たると思っている。

いや、芸術家と言うのも、おこがましいほどの人間である。

自分は曲も作らないくせに、人の作ったものについてあーだこーだ言っている奴と、映るかもしれない。

いや、全くその通りだと思う。

最近は、このように文章を書くことはあるが、曲は作れない!と思い込んできた。でも、本当にそうだろうか?できないからこそ、できることがあるのでは?と思うように、最近は図々しくなってきた。

韓流ドラマばかり集中して見ていないで、もっとクリエイティブなことをしようじゃないか!自分!

なんて思いながら、韓流ドラマで歌われるバースデーソングが7拍子であることが気になって気になってしょうがない、春の宵。

明日は、早起きして散歩をする。

とりあえず、明日の目標を立てて、少しずつ韓流ドラマの時間を削っていこう。

人生は、急にジャンプはできない。

ホップ☆ ステップ☆ ジャンプ!!

…って昔から、人間は飛んで来たじゃないですか。

まずは、ホップから。

下層音楽家非同盟 いずみ

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